エコキュートは、電力会社や電機メーカー会社が販売に力を入れている、最新型の電気給湯システムです。
エコキュートは、省エネ効果が大きく、低コストというのがメリットですが、適切に設定しないと、十分な省エネ効果が得られないことが検査機関の調査で判明しています。
エコキュートは、空気をポンプで圧縮すると生じる熱でお湯を沸かすシステムで、電気はポンプを動かすために使われます。
現在では、ダイキンやコロナ等12社がエコキュートを製造しており、2008年10月末の累計出荷台数が、150万台を超える人気商品となっています。
エコキュート製造会社のサイト等では、どこも従来型の電気やガス温水器よりも省エネ性能が高いことを強調していますが、国土交通省の外郭団体「建築環境・省エネルギー機構」が、複数社のエコキュート製品で実験した結果、工場出荷時の設定のままでは、各社がPRしているほどの省エネ効果が得られず、電気やガス温水器と大差ない機種もあることが明らかにされています。
エコキュート製造各社によって異なりますが、設定は、①大量使用時、②標準、③省エネ、の3種類の切り替えが可能で、③の省エネ設定だと湯量が少なく急にお湯が必要なときに不足する可能性が高いため、初期設定を②の標準設定にしているメーカーが多かったようです。
同機構が2008年5月、エコキュート製造各社に対し、初期設定のままでは省エネ効果が十分得られないことを十分に購入者に説明するように要請を行い、この要請を受けて、エコキュート製造各社は、初期設定を標準ではなく省エネ設定に変更すると同時に、サイトや取扱説明書で省エネ設定への切り替え方法を周知するようになっています。
ただ、注意しなければいけないことは、「省エネ設定」は業界で統一されたものではなく、エコキュート製造各社によって異なるため確認が必要です。